掴み所のない野郎だ、と人によく言われる。
お前はそんなんじゃないけど、ふとした時に何か隠しながら笑ってるんだろうと感じることはたまにある。
そんないつもって訳じゃないけど。
首に腕を絡ませられるくらいすぐそばにいるのに、いつか俺の隣からいなくなってしまうんだろうという感覚はある。ああ、お前は何も言わないけど。言わないけど分かるさ、いつかそんな未来が来ることくらい。どう足掻いても逃れられないんだってことくらい。
お前はこの海を越えていけるくらいの力を持ってるけど、今はまだその翼は生えていないのだろう。
だったら、逃げられるくらいならその翼もむしってしまえと時々思う。それどころかその手足でさえもちぎってしまえとも思う。酷いエゴだよな。
でもお前を閉じ込めるなんてこと、俺には出来ないんだ。理由なんて分からないのに、それだけは出来ないと思う。
欲しいものは全部、力ずくで手に入れてきたのに。
なぁ、俺はお前に、どんな存在であって欲しいんだろう。
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無垢で無邪気なルフィも好きですが、賢しくて腹黒いルフィも好きなんです。